次の職場が見つかるまでの生活費が不安…。
本記事の内容
- 失業給付金の受給の条件
- 受給額の計算
- 受給までの流れを5ステップで解説
長い人生、ながらくお勤めになった職場を離れてしまうなんて事もあると思います。
すでに転職を経験されてる方は知っているかもしれませんが、実は会社を退職して次の職場が決まるまでに、一定期間は手当を受け取ることができます。
この記事では、転職当時のじぇす の実体験を振り返りながら受給までの流れと受給額の計算方法などの情報をあらためて整理しました。
もし近々退職される予定のある方は参考にすることで、受給までの手続きをスムーズに行って金銭的な不安をかかえることなく新しい職場探しに取り組むことができます。
では、さっそく解説していきます。
Contents
失業手当とは雇用保険による失業給付金のこと
会社員であれば誰もが加入している雇用保険。
雇用保険は政府が管掌する強制保険制度です。
引用:ハローワーク インターネットサービスより
(労働者を雇用する事業は、原則として強制的に適用されます)
その中で、
雇用の安定と就職の促進の為に支給されるのが失業給付金です。
失業手当の金額計算方法
自動計算に必要な情報
- 年齢
- 勤務年数
- 退職前6ヶ月の給与総額
これで、失業給付金額の計算完了!とても簡単です。
STEP1|賃金日額を算出しよう
自動計算サイトで計算を済ませた人は読み飛ばして大丈夫です(^^)
退職前6ヶ月の給与総額 ➗ 180日(30日*6ヶ月)
STEP2|給付率を確認しよう
算出した給付金額をもとに、「給付率」を確認します。
参考
給与率は賃金が低い人ほど高い給付率になるように設定されています。
(=所得が低い人に優しい)
STEP3|給付日数を確認しよう
最後に、給付日数の確認です。
STEP4|受給総額を計算してみよう
ここまでSTEP1〜3で確認した内容で実際に計算例を紹介します。
この男の人の場合で、総額で72万円を貰える計算になりました。
次は実際の手続きの流れを解説していきます。
受給までの流れ|5STEP
いよいよ、失業手当を受給するまでの流れを解説していきます。
STEP1|「離職票」の受け取り
メモ
会社がハローワークへ離職票を提出するのは、離職日翌日から10日以内と決まっています。遅いようであれば、すぐに会社へ問い合わせるようにしましょう!
STEP2|「失業手当」の申請
失業手当の申請は、「ハローワーク失業手当担当窓口」をたずねて申請します。
当日の持ちもの
- 離職票
- 個人番号確認書類
- 身分証明書
(マイナンバーカードがあれば個人番号も提示できる) - 写真(縦3cm X 横2.5cm)
- 印鑑
- 本人名義の普通預金口座
STEP3|「雇用保険受給者説明会」に出席する
失業手当を受け取る前に、必ず「雇用保険受給者説明会」に参加する必要があります。
この「雇用保険受給者説明会」では以下の2点を受け取れます。
- 「雇用保険受給者資格証」
- 「失業認定申告書」
上記を受け取ることで、失業状態であることが認定されます。
STEP4|ハローワークへ求職活動報告を行う
失業給付金を受け取る為には条件があります。
働く意思と能力があるにもかかわらず、就業につくことが出来ない状態にあることです。
つまり、働く意思を見せる為に求職活動実績を報告する義務が発生します。
求職活動実績になるもの例
- 雇用保険受給者説明会への参加
- 求人へ応募する
- 転職サイトなどから求人へ応募
- ハローワークでの相談
- etc...
ポイント
失業給付金の給付期間中は4週に一度は報告する必要があります。
STEP5|失業手当を受給する
上記のSTEP1〜4を行うことで登録した本人名義の口座へ失業給付金が振り込まれます。
最後に、受給開始までには人によって差があります。
参考
自己都合の方は受給開始までの期間が遅くならないように「離職票」の受け取りや、ハローワークでの失業申請をすみやかに済ませましょう!
まとめ|再就職までの収入ゼロの空白期間も安心
自動計算に必要な情報
- 年齢
- 勤務年数
- 退職前6ヶ月の給与総額
ある程度の額が失業給付としてもらえる事がわかったから安心したわ。
そして、受給するための手続きや求職活動報告なんかの多少のメンドくささは我慢するしかないわね(笑)
失業給付金受給までの5ステップ
- STEP1|「離職票」の受け取り
- STEP2|「失業手当」の申請
- STEP3|「雇用保険受給者説明会」へ出席
- STEP4|ハローワークへ求職活動を報告
- STEP5|失業手当を受給する
働く意思があればおのずと求職活動実績も積み上がるよ。
失業手当にかぎらず、雇用保険では資格取得や専門技能を学ぶ学校への通学などに対しての給付金もあり、本当に手厚いものになっています。
勉強しながら給付を受けることができる教育訓練給付についてはコチラの記事をご参照ください。
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参考【在職中活用可能】教育訓練給付制度の概要と手続きの流れ
続きを見る
それらを活用して、金銭的にも精神的にも余裕のある就職活動を実践してみてください。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。